静岡民家の会



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平成23年7月例会案内ー台所史を学ぶ

 7月の例会は、民家の台所の歴史について学ぶ会を企画しました。
古今東西、大切な食はどのような場所でどんな形で産み出されてきたのか…民家の暮らしを考える時、欠かせない視点だと思います。以前に、スタッフの五味が担当したことがありますが、今回は、専門に研究されている須崎文代先生にお願いしました。きっと為になる勉強会になることと思います。
 会場は、会津の歴史ある民家を移築した、やまだいち「登呂陣屋」です。
「登呂博物館」駐車場のすぐ北側にあたります。登呂博物館は、昨年までに復元家屋などが新しくなっていますが、博物館も最近リニューアルオープンしたばかりですし、やはりすぐ近くの「芹沢銈介美術館」では、開館30周年記念展として、彼の全仕事という大変エキサイティングな展示会がひらかれています。民家の会例会のおついでにいらっしゃったらいかがでしょうか。
 暑い時期ですが、陣屋はどっしりとした建物で涼しく感じます。どうぞ奮ってご参加ください。


日     程 : 平成23年7月10日(日) 午後1時 登呂陣屋にて、受付
         1時15分~ 神奈川大学大学院・須崎文代先生講義
                           「台所の変遷」         
         3時頃  質疑応答など…「やまだいち」さんの安倍川餅をいただきながら…
                             *香り高いきな粉とこし餡の2種。
                              美味しいです!
         3時半頃までに お開き

              
会     費 : 会員:500円(安倍川餅実費) 会員外:800円 
申 し 込 み:  〆切 7月8日
         静岡民家の会事務局まで  FAX054-367-6558
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by sizu-min | 2011-06-28 14:27 | ・活動内容、予定、お知らせ

2011年6月 静岡民家の会 年次総会

平成22年度総会 報告           平成23年6月12日(日)

 本年の総会も、静岡市登録文化財に指定された葵区の鈴木邸を会場にお借りして行われました。
 佐野会長の挨拶。鈴木家ご当主のお話。平成22年度活動報告。会計報告。平成23年活動予定。質疑応答など。真摯かつ和気藹々の中で滞りなく終了しました。
 昼食はゆったりとした空気の流れるお座敷で地元の地産地消のお弁当。美味しい美和のお茶と共にいただきました。
 午後は、伝統技法について伊郷吉信先生による講演。冒頭にうかがった東北大震災のお話からは、日本に住む私たちが、今見ておかなければならないことや、自然によりそう暮らしへの思いなど、あらためて考えるきっかけになったのではと思います。安田邸の保存、研究、保全活動をされている伊郷先生始めお仲間の姿勢は、私たち静岡民家の会がお手本として学んで行かなくてはならないことがたくさんあります。
 自然の中で人がどのような家をつくり営みを続けてきているのか…を原点に戻って考えることは、3.11以降の課題のひとつであるのでは…。
 静岡民家の会も発会9年目に入ります。
                        ky。
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by sizu-min | 2011-06-18 22:29

5月例会報告

静岡の別荘文化を訪ねる                 2011年5月22日(日)

 気候温暖で、風光明媚、東京からも遠過ぎず、交通の便も割合に早くから整った静岡県内には、昭和の始め頃を中心に、別荘地が多くありました。熱海や、西園寺公望が住んでいた為に駅までできたという蒲原には、民家の会としても何回も訪問したことがありましたが、今回は御殿場を訪ねるバス旅行です。
 東名御殿場 I.C. 近くの東山の地には、昭和の時代、秩父宮さまの別荘がありました。戦争拡大に反対の姿勢を表明していた宮さまは戦後、病を得、この別荘で執筆や陶芸などをなさって静かに暮らされたということです。今は御殿場財産区の一角として公園に整備され、四季の花々の美しい落ち着いた佇まい。参加の会員さんたちは、さまざまな思いでこの地に流れるゆったりとした気分を楽しんでいました。
 その後、2期首相を務めた岸信介氏の晩年の住居を見学。この時代の政治家はこんな家に住むのにふさわしいような貫禄があったのだ!と実感した方も多かったのでは…。
 アメリカ人の別荘も多く、この地の畜産やハム製造はその頃にアメリカ人宣教師に教わったものだということで、伝統を継承する名店にも立ち寄り、一路、三島へ。
 戦後民家をスケッチしてまわった向井潤吉の絵画展が開かれている佐野美術館で、学芸員さんのレクチュアを受け鑑賞しました。戦時中に戦意高揚の絵も描いた向井が、敗戦後その心の傷みを抱えながら各地を旅しこんな絵を残していったこと、その時描かれた民家や風景は果たして今の日本にどれくらい残されているのか…いえ、殆どはもう消え去った、あたかも桃源郷のような里だった…。
 静岡民家の会の活動のコンセプトを再考する良い機会となった5月の例会でした。
                            ky。
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by sizu-min | 2011-06-18 21:43

4月例会報告

 民家→暮らし を考える時、季節に敏感でありたい。自然の移ろいに高い感受性を持ち続けたい。そこで、4月例会も、里山へ訪れた春を感じに行ってきました。
 静岡市葵区杉尾は、市街地より車で40分ほどかかります。もうひとつ尾根を越えると川根町というところで、お天気に恵まれれば遙かな富士山の眺望が素晴らしいところです。連休初日の29日に車を連ねて向かったメンバー、今回は特別参加の親子連れも多く賑やかな山行きになりました。
 到着してまずスタッフより、心構えをお話します。
「今日は山菜の天ぷら付きの手打ちそばを昼食にしますが、いちから自分たちで作りますから。そうです、まずこの古民家の掃除から。無人で冬を越した家は、屋根には周りの木々からの落ち葉が積もり、ずっと使わなかった竈は蜘蛛の巣が張っているかもしれません。すきま風で、部屋の畳も塵や埃で汚れてしまっています。ここで、食事ができるようにまずみんなでお掃除です。掃除機なんかありませんよ!」
 屋根の杉の葉を取るのは大変…ストレッチになりますね。部屋の掃除班は?…2月にはたき作りをして、昔ながらの掃除の仕方を学びましたが、今日は早速実践です。子どもたちが箒(ほうき)を使いたがって取り合いです。ね、面白いよね。きれいになっているかはちょっとはてな?ですが。。。台所班は薪割りして、竈(かまど)に火が熾りました。なかなか見事な手際です!
 さぁ、竹採りの翁(おっと失礼。みなさんお若いんでした)が大きな若竹を担いで帰ってきました。これを鉈(なた)で割って、皿と蕎麦猪口と菜箸と箸を作ります。
 よし!!それでは、全員で野原に食べられる山菜を探しに行きましょう! 籠を持って格好は一人前。。。有名な山菜、タラの芽もみつけました。山菜の女王、○○(度忘れ)もたくさんありますね。ワラビ、ゼンマイ。つい地面ばかり見ていたら、「見上げて!この八重桜きれいでしょう。実はね、これ美味しいんだよ!」「えっ!お花が?」…これなら食費がかからないなぁって言ったのは誰かな。
 さぁ、収穫を手に手に帰ってきたら、三班に分かれます。適宜移動してかまいませんよの班です。山菜を洗って天ぷらを揚げる班、蕎麦班、竹細工班。
 きれいになった(!?)座敷では、蕎麦打ちが始まります。う〜ん。粘土をこねるのとは違うんだけどな…二八蕎麦は無理でも三七蕎麦に挑戦!顔まで粉だらけになっちゃったのはだぁれ?茹でる時は優しくやさしく。
 天ぷらはからっと!揚げたてが美味しいからちょっとつまみ食いしたいなぁ。ゼンマイは藁灰であく抜きしておきましょう。
 お箸を削るのっておもしろいね。普段はこんな小刀使う機会がなくなっちゃったねぇ。

 やった〜!やっと食事ができそうかな。もうみんなお腹ぺこぺこです。
「いただきまぁ〜す」…しばし静寂…もぐもぐ…一斉に「おいしい〜」「桜はほんのり甘〜い」
そうですよね。労働の後の糧、空腹の後というか果ての食。まずいはずがありません。

 季節を感じ、体を動かし、たくさんの里山のフレッシュエアーも味わってみんな自然とにこにこの顔になりました。よかった、よかった。。。

                      (ky。)
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by sizu-min | 2011-06-14 18:12


古民家を愛し古民家のある暮らしを大切にしていく、  静岡民家の会
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