◆3月の例会で移築前の解体中の古民家を見学しました。今回は移築し再生中の工事現場を見学しながらの見学会です。屋根が葺き上がり壁に荒壁がつき、外回りの建具下地を大工さんが工事中です。
参加者は約35名、30分ほど現場を一回りしその後、車座になって自己紹介を行いました。
人数が多いのでそれぞれが古民家に寄せる思いを語っていただくだけで1時間が過ぎていきました。会員同士知り合うことで会が盛り上がっていきますので大切な時間ですね。ここは会員のハイホームス杉村さんが古民家を通じた生活研修体験の場として移築しているとのことです。藤枝大沢地区は崖地の指定を受け徐々に家が壊され住民の方は村を離れていっています。里山の基本集落が消えかかっているのです。その中の一軒が春に壊されると聞き、移築することでこの村の古民家が残せる、そう考え譲り受けて移築しているそうです。再生の工事過程を肌で感じていただくことから古民家の様々な可能性を感じていただいた例会でした。